今回私が受けた手術は正式には「両側下顎枝矢状分割術」というもので、下あごの左右を切って、ずらしてくっつけるというものです。
下顎前突の患者さんでも下顎だけか上顎も切るかは人によるようです。
切ってくっつけた後は金属プレートで固定し、一年後に金属プレートを取り外すことで一連の治療が終了することになります。
最初の入院は約2週間で、入院日の翌日に手術、その後療養という流れでした。
手術は全身麻酔で行われたので、手術室で横になって医師の方と少し話したと思ったら意識が落ちて、気が付いたら病室に戻っている形でした。全身麻酔は初めての経験だったのですが、本当に気づいたら終わっていてあまり実感がなかったです。
金属プレートはこんな感じで下顎の左右に止められてます。写真をじっくりと見てもらうと骨が切られた場所が黒い筋になっているのがわかると思います。
また術後、あごが開かないようにがんじがらめに固定されます。
術後1日~2日は写真の青糸で縫われているあたりに、創部からの血液等を排出するためのチューブと、溜めておくバックを首からぶら下げている感じでした。そして顔の下半分がパンパンに腫れます。
また鼻から胃まで直通のチューブ(胃管)が入っており、ここから食事をとります。食事というより高カロリーの液体飲料をシリンジでちゅーっと送り込む作業でした。
つづく
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